【伝統を識る者たち】Då och Nu / Stråkdrag【北欧CD】
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スウェーデンの民俗楽器、ニッケルハルパを奏でる4人の集まりによって2020年にレコーディングされた「最新の」そして「伝統的な」アルバムです。
リーダー的立ち位置にいるNils Libergはスウェーデン中の伝統曲を集めて楽譜に起こし無料で閲覧できるようにしているサイト、Folkwikiの管理人でもあります。
Folkwikiはこちら→http://www.folkwiki.se/
私も重宝しています。
そんな彼が中心にいるだけあって、曲のバリエーションは凄まじいです。
スウェーデンの中の様々な地域のみならず、ノルウェー曲まで。
解説は全編スウェーデン語ですが、慣れれば「誰の」「どの地域の」曲かは読めるようになります。私はスウェーデン語は読めませんが曲の紹介の文法はある程度フォーマットがあるのでなんとかなったりします。
Nilsともう一人のニッケルハルパ奏者Thorによって2019年にレコーディングされた前作がトラディショナルな演奏だったので、今回もその方向性で来るかと思いきや!
前作はこちら(https://resonosound.thebase.in/items/25862812)
今回の4人組はもちろん伝統曲を演奏し続けてきたグループの中の4人ではあるものの、曲のバリエーションは前述の通り、加えてアレンジも結構凝った仕上がりに。
有名な曲もあればNilsだからこそ知っているだろうという曲もあり、加えて数曲のオリジナル曲も演奏されています。
添加物は少なめながら、モダンさも感じる、非常にバランスの良いアレンジは、聴いているだけでも楽しいですが演奏をする人にとっても参考になることでしょう。
まさに、Då och Nu――Then and now――その時と今を繋ぐような傑作です。
ゲストとして、ニッケルハルパを通じて日本とスウェーデンを結んでいる音楽家、Louise Bylund(ルイース・ビュールンド)も参加しています。
いいですね、ニッケルハルパが4人いるグループのゲストにニッケルハルパを呼ぶあたり、いかに彼らがニッケルハルパを愛しているかが伝わってきます。
ニッケルハルパの音を楽しみたい、いろんな曲が知りたい、そんな方には特におすすめです。
好きな曲が見つかれば、その地方の曲を探ってみるのも面白いでしょう。
そのときはぜひYouTubeとFolkwikiで。
伝統度★★★★★
民族音楽感★★★★☆
曲のバラエティ度★★★★★
演奏技術★★★★☆
全22曲 約60分
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レビュー
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