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【伝統を紡ぎ、つなぐ糸】Silver Knot / Yuki Noma & Riko Matsuoka【北欧・ケルトCD】
¥3,300
レソノサウンドでライブをしていただいてから3年、おふたりの待望の1stアルバムが発売になりました! 下に掲載している動画はレソノサウンドで撮影されたものになるのですが、私、この2人のデュオが大好きで……本当に暖かさが伝わってくる良いデュオだなと思います。 野間友貴さんが弾いているのは、ノルウェーの民俗楽器「ハーディングフェーレ」です。普通のバイオリンとは見た目も音色も奏法も違うのですが…… ハーディングフェーレについて詳しく知りたい方は私が以前書いたこちらの記事をご覧ください。 https://www.resono-sound.com/2021/02/02/post-1460/ 松岡莉子さんが弾いているのはスコットランドのハープです。莉子さんは昨年、キングレコードからメジャーデビューしました。その時の肩書きはケルティックハープ奏者になっています。莉子さんはもちろんアイルランドやその他の地域の音楽にも詳しい方ではありますが、ルーツとなっているのはスコットランド音楽だと思うので、レソノサウンドではあくまでもスコティッシュハープ奏者と呼びたいと思っております。(「ケルト音楽」の方が売り出しやすいんですよね、商業的に。それは分かっているつもりです) スウェーデンとスコットランド、お互いが大切にしているものを尊重しながら、二人にしか生み出せない音楽を生み出しているのはリスペクトの表れだなと思います。二つの旋律が見事に混ざり合うとき、スウェディッシュフォークの良さがとてもよく表れていると思いますし、聴きやすさ、取っつきやすさはスコティッシュフォークの良さが存分に発揮されていると感じます。 とてもおすすめのCDです。 ぜひこの機会に。 Pay IDアプリからご覧の方はこちらのリンクで収録曲を聴くことができます。 https://youtu.be/xd_jBk2kXIc https://youtu.be/0q_Xq4d5rQE https://youtu.be/clTgtZB3OWI
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【光と闇の相乗効果】between the dark and light / Nancy Kerr & James Fagan【英国CD】
¥2,500
イングランドの伝統を引き継ぐ超かっこいいミュージシャンのCDを入荷しました! ナンシー・カーはイングランド出身のフィドラー&ヴォーカリスト。動画を見ていただくとわかるのですが、技巧的なフィドルを弾きながらぶれない音程で歌っています。 対してジェームス・フェーガンは圧倒的なテクニックでギター型のブズーキを弾き、歌も歌う名ミュージシャン。 この二人が組み合わさったら良い音楽になるに決まってる、そんな音楽家たちの名アルバムがこちらです。 デュオでの3枚目のアルバムとなる本作では二人の美しい歌声のハーモニーとはちゃめちゃに上手いフィドル&ブズーキの音色を楽しむことができます。 アレンジメントとしてはかっこいい&楽しいに振り切っている音楽性になっています。 アイリッシュともまた違ったイングランドの伝統音楽を満喫できる名盤です。 歌もインストもありトラッドもオリジナルもある充実の60分。 お買い得価格でご提供させていただきます!ぜひお手にとっていただけますと幸いです。 PayIDアプリからご覧の方はこちらのリンクからサンプル動画を視聴いただけます。 https://youtu.be/2RvwoDmt8jQ https://youtu.be/BYyJvvUsjDA https://youtu.be/V0ZcQOWL53c
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【ギター革命】ROSCO / Roger Tallroth & Scott Nygaard 【アコースティックCD】
¥2,800
スウェーデンのフォークバンドVäsenでも活躍していた12弦ギターの奏者Roger Tallrothと、ブルーグラスなどのアコースティックなジャンルで名を馳せるScott Nygaardのデュオアルバム。ゲストとしてEmma Reidがフィドルで参加しています。 方向性としてはケルト圏の音楽性、スウェーデンの音楽性と、ブルーグラスの要素、ジャズ的な語法、など様々な要素がおり混ざってオリジナリティのある音楽を生み出しています。 とにかく疾走感に溢れていてかっこいいアルバムですね。 2曲をセットにして収録するのはアイリッシュ的ですが、1曲がpolskaというスウェーデンの音楽だったりするのでもう本当に彼らにしか出来ないことをしているなという印象です。 ちなみにRogerは無印良品BGM8のストックホルムをプロデュースした人でもあるだけに、全体的に無印良品っぽさは感じるかもしれません。あれをかっこいいに全振りした感じです。 オリジナル度★★★★☆ 勢い度 ★★★★★ 演奏技術 ★★★★★ 民族音楽感 ★★☆☆☆ 全13曲 約50分 こちらのCDはYouTubeで全曲の試聴が可能です。 https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nKORMgus3Ie4aPRMqZsrSscmv6fOgl5sA
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【北欧とおしゃれと古楽器と】Fri / Garizim 【北欧CD】
¥2,800
Garizimはハーディガーディ、サックス、コントラバスの3人で構成されたグループで、北欧やフランストラッドをジャズの語法を用いておしゃれにアレンジするスタイルが人気です。 ハーディガーディという楽器について念のため解説をしておくと、バイオリンで言う弓の代わりにハンドルを回すことで音を鳴らす楽器で、音程は鍵盤によって操作されます。ドローン弦と呼ばれる同じ音を出し続ける弦が備わっていることからバグパイプの代わりに使われることもしばしばあります。 ということもありハーディガーディの入った音楽は古楽的になることが多いのですが、Garizimは違います。 なにせハーディガーディ奏者のJohannes Geworkian Hellmanが最新のハーディガーディを紹介する動画を見たことがあるのですが、「こんな機能までついているんだ!」と最新の家電を紹介しているようでした(笑) ドローン弦をオフにしたり、オーバードライブをかけたような音にしたり、なんかもうやりたい放題でした。 ということで彼のハーディガーディはこの3人のジャズ的な音楽性を実現する、非常に綺麗な音を出しています。 サックスもElias Frigårdはソプラノからバリトンまでのサックスを吹き分ける手練れで、このアルバムでは主にソプラノサックスを使用していますが北欧らしい調和する音色です。 コントラバスのJordi Carrasco Hjelmはピチカートもさることながら弓の音が非常に良い音です。アルバムの一曲目はコントラバスのメロディから始まるのですが、「いい音だな~」と思ったのがこのアルバムを仕入れたきっかけの一つでした。 スウェーデンのトラッドとその他ヨーロッパのトラッド、そしてオリジナルを全てGarizimアレンジし、同じテイストで味わえるようにしたようなアルバムです。 動画をご覧いただくのが早いと思いますが、方向性はジャズです。 カジュアルに聴きやすいおすすめのCDです。ぜひ。 聴きやすさ★★★☆☆ 民族音楽感★★☆☆☆ おしゃれさ★★★★☆ モダン度 ★★★★★ 全9曲 約50分 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/aLkRzKH_sPA https://youtu.be/riCyj7Bt_BU https://youtu.be/sV7UyD6nazM
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【役割分担の妙技】 Hommage | Collage / Nordic【北欧CD】
¥2,800
Nordicは演奏がひたすら上手いスウェーデンのフォークトリオです。 唯一の欠点は名称が一般名詞なせいで検索しづらい程度でしょうか。 〈メンバー〉 Eric Rydval - ニッケルハルパ Anders Lövberg - チェロ Magnus Zetterlund - マンドリン という構成になっています。 それぞれソロや別のユニットでも活躍している3人ですが、近年とりわけ目立つのはニッケルハルパのEric Rydval。バッハやヴィヴァルディのヴァイオリン曲をニッケルハルパで弾きこなしオーケストラと共演するなどプレイヤーとして一線に立ち続けています。 出す音の綺麗さやアプローチ、和声感はクラシック音楽的要素を匂わせるものがあります。 チェロのAnders Lövbergはフィドル、チェロ、コントラバス、ヴィオラダモーレ、ハーディングフェーレなどそのへんにある弓奏楽器ならなんでも弾ける凄まじい人です。 この人のチェロを聴いたときは「低音のフォークフィドル」だ、と思いました。メロディから伴奏まで役割に囚われていない縦横無尽さはフィドルもコントラバスも演奏する引き出しの多さが故でしょうか。 当店では彼の音だけを楽しめるソロアルバムも取り扱っております。 https://resonosound.thebase.in/items/25840189 また、Magnus Zetterlundは北欧音楽シーンでは比較的珍しいマンドリン奏者。 アイリッシュ方面でも活躍しているほか、ストックホルムの王立音楽院で教鞭を執っています。 …なんかステータスだけで上手いのが保証されている感じになりますよね。 その期待を裏切らないので彼らはすごいのですが。 北欧要素もアイリッシュ要素もクラシック要素も盛り込みました! 演奏も上手い! その代わりほぼオリジナル曲で、民俗感は薄めです! というのが端的な評価でしょうか。 ”Nordic”というジャンルを聴くと思っていただければ間違いないかと。 聴きやすさ ★★★★☆ 民族音楽感 ★☆☆☆☆ 華やかさ ★★★★☆ バラエティ度★★★★★ 2012年発売 1stアルバム Hommage 全11曲 約50分 こちらはYouTubeで全曲試聴可能です https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mGenGy_qBwO7m5u7E_YahrNvzc0D3HxTU 2016年発売 2ndアルバム Collage 全9曲 約45分 下の掲載動画はこちらのアルバムの収録曲です。 1stと比べるとちょっと落ち着いてきれいめ寄りになった印象。 1st,2nd二枚同時購入キャンペーン実施中! https://resonosound.thebase.in/items/41064121 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/EAkfRJpkk50 https://youtu.be/rqgmOYpLLuo https://youtu.be/Z5ydSmGrCuU
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【北欧JAZZ】The Onion's Core / IDKA JAZZ【おしゃかっこいい】
¥2,750
レソノサウンドでは北欧、特にスウェーデンのフォークを中心に取り扱っていますが、今回取引したレーベルがたまたまジャズのCDを取り扱っていて、検索してみたらわりと良かったので民俗音楽とは関係無いのですが仕入れちゃいました! サックス奏者 Ida Karlsson にピアノ Martin Juteus, ドラム Pontus Häggblom, ベース Zacharias Holmkvist が加わったカルテットでの演奏。 曲は全てサックス奏者 Ida Karlssonの作曲です。 ストックホルムのあたりまで来るとトラッドよりもポップスやジャズ、それからロックにメタルと様々な音楽を聴く機会の方が多くなってきます。 国際化――それはすなわち民族性の喪失にも近い現象でもあり、言語が無いインストの分野ではその国らしさがどの程度残るかは非常に難しい問題とも言えるでしょう。 ただ、全ての音楽がそうというわけではありませんが、スウェーデンの音楽は独特の浮遊感…言い換えれば重心の高さを感じることが多いです。 どことなくふわっとした感じというか、そういうノリ方をするのはフォークもポップスもそしてジャズにも共通していることかもしれないなとふと思いました。 このカルテットもただ上手いだけではなく、そういった軽さを持ち合わせているので北欧っぽいなと思いながら聴けるアルバムになっています。 なおこちらのアルバムはYouTubeで全曲試聴できます →https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mUgNmnWTqzcPQHGyUQGGg94vosz6UiAOI フォーク屋さんがたまたま扱うジャズCDに興味がある方はぜひぜひ。 全8曲 約45分 ブックレット等は特にございません。 サックスの活躍するフォークCDもご一緒にどうぞ! Skogen i Staden / Goodland Trio https://resonosound.thebase.in/items/38223372 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/GcFafqc8Ju0 https://youtu.be/LKHquowHdv8 https://youtu.be/oJZCV3Rv3Hw
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【古楽的解釈論】silfver / silfver 【北欧CD】
¥2,800
フォークファン、そして古楽ファンの皆様、お待たせ致しました。 ジャケットに堂々と書かれたFolk / Baroque from Swedenが印象的で入荷したCDの登場です。 このCDはフォークフィドルやヴィオラ・ダ・モーレを演奏するPelle Björnlert ニッケルハルパのJohan Hedinに 古楽ミュージシャン2名、ヴィオラ・ダ・ガンバのNora Roll、バロックリュートのSven Åbergがコラボした面白い編成で、バロック音楽や伝統音楽を古楽的かつフォーク的解釈で演奏しているものとなっています。 ペッレはフォークミュージシャンではありますがオリジナル曲にはクラシカルな曲調のものも多く、やはり古楽への親和性も高いことがこのアルバムを通して感じられます。 スウェーデンの伝統曲は時々、とてもクラシック音楽のような表情を見せることがあります。特にスウェーデンでも南の方の音楽に多いです。そういった音楽性はかつて古楽が盛んに演奏されていたからなのか、それは定かではありませんが古楽好きなフォークミュージシャンは一定数いる印象です。彼らもまさしくそうで、ただお互いが好きなことをやったら結果として辿り着くところへ辿り着いたような運命のようなものを感じます。 クラシック音楽もフォークミュージックも好きな方にはおすすめのCD。 全21曲、約55分。 知る人いわく、結構レアな1枚らしいです。お見逃し無く。 こちらのCDはYouTubeで全曲の試聴が可能です。 https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k7rngDbT-jJV9-6T5WlwFSXAlU4r8hDAc 関連CD→d'amore / Pelle Björnlert https://resonosound.thebase.in/items/26606605
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【半島と大陸の出会い】Lummen / Sirus【北欧CD】
¥2,800
昨年即完売したこちらのCD、再入荷できました! 当店でも取り扱っていて大人気なニッケルハルパのJosefina Paulsonとフィドル、ギターなどを多彩に操るJonas Åkerlundのデュオに、ベルギー出身のアコーディオン奏者Sophie Cavezと南フランス出身のバリトンヴァイオリン(ヴィオラより大きい楽器です)奏者のBaltazar Montanaroによるデュオがコラボした最新作。 これを「北欧音楽」と言い切ってしまって良いのかは悩みどころですが、ヨセフィーナの弾くニッケルハルパが入ると途端にスウェーデンの風が吹くので北欧音楽として聴けると思います。2対2ですが、中心となっているのはスウェーデン人の二人ではないかとも思います。 コラボ相手のデュオも普段は大陸のダンスに基づいた音楽をベースに活動している2人ですので4人の親和性は非常に高く、モダンな曲も民俗感溢れる曲も「聴かせどころをわかっている演奏」を繰り広げてあっという間に1枚聴き終えることができます。 民俗音楽の中でもかっこいいものが好きな方には特におすすめのアルバムです! オリジナル度★★★★★ 民族音楽感 ★★★★★ 勢い度 ★★★☆☆ 曲の幅広さ ★★★★★ 全11曲 約50分 →YouTubeで全曲の試聴が可能です https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nu2FsDXfegbOha3vpe5aE7ajdzAuSzVFw
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【スウェーデンとイタリアの出会い】 pastrocchio / CIUMAFINA 【北欧CD】
¥2,800
ニッケルハルパ奏者のJosefina Paulsonとイタリア人アコーディオン奏者のStefano Delvecchioのデュオによるレコーディング。オリジナル曲を中心にスウェーデン音楽とイタリア音楽を見事に融合させています。 全体を通して駆け抜けるような疾走感は聴いていてアガること間違いなしです。 弓で音を出すニッケルハルパと空気で音を鳴らすアコーディオンのような楽器の音色はニュアンスの統一感などの観点から非常に相性が良く、時として一つの音に聞こえることもあります。 かっこよさとスピード感、それでいて損なわれない重厚感。楽しんで聴ける一枚です!ぜひ! オリジナル度★★★★★ 勢い度★★★★☆ 民族音楽感★★★★☆ 曲のバラエティ度★★★★☆ 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/flmpjClQsgQ https://youtu.be/AwSALbA1FLI https://youtu.be/VBdshLgVzW4
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【ニッケルハルパCD】carpe harpam / Fürstenecker Nyckelharpa Consort【合奏】
¥2,600
ドイツのAcademi Brug Fürsteneckでは年に一度International Days of Nyckelharpaという祭典が開かれ世界のニッケルハルパ奏者や製作家が集まります(スウェーデン以外にもたくさんいるんですよ…!) このアルバムはそのイベントで講師を務めたスウェーデン、ベルギー、フランス、イタリアの超有名奏者たちが合奏した講師演奏のライブ録音になります。 Ditte Andersson(Sweden), Didier François(Belgium), Annette Osann(France), Marco Anbrosini(Italy) …ね?すごいでしょう?(わかる人にはわかる) 大陸のニッケルハルパ奏者にはクラシックを演奏する人が多く、写真3枚目のブックレットに楽譜がチラッと映っているように、スウェーデンとはまた違う楽しまれ方をしています。 このアルバムでは伝統曲も弾かれていますが、ラヴェルのボレロが収録されていたりと、全体的にアレンジも含め弦楽アンサンブルのような響きを聴くことができます。 楽器が繋いだ多国籍なニッケルハルパ多重奏、ぜひお聴きください。 普段スウェーデン音楽を聴いている人はその違いが、そうで無い人はヴァイオリン属との響きの違いがわかることでしょう。 関連CD Live In Forlimpopoli / Nyckelharpa Network Orchestra https://resonosound.thebase.in/items/32445675
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【ニッケルハルパCD】Live In Forlimpopoli / Nyckelharpa Network Orchestra【合奏】
¥2,600
ニッケルハルパはスウェーデンのみならずヨーロッパ各地(その他アメリカ、もちろん日本にも!)に奏者がいますが、このCDはニッケルハルパの上手い人たちで構成されたオーケストラ、Nyckelharpa Network Orchestraによる2008年にイタリアで開かれたライブを録音した物になります。 メンバーの一部をご紹介 Marco Ambrosini, Renzo Ruggiero, Jule Bauer (Italy) Didier François (Belgium) Annette Osann (France) といった多国籍な面々でスウェーデンの奏者は一人もいません。 ニッケルハルパはスウェーデン発祥の楽器とされていますが、イタリアにも似た楽器がかつては存在していたという説もあり、彼らはニッケルハルパを用いてそれぞれの自国のトラッドやクラシック音楽を演奏しています。 クラシック的な、そして現代的な、と本人たちも言っていますがそのように多様なニッケルハルパの使われ方を感じていただけるアルバムになっているかと。 収録曲はバルトークのヴァイオリンデュオ曲の他、メンバーのオリジナル、イタリアのトラッドなど多岐に渡ります。 ニッケルハルパをスウェーデンの民族楽器としてではなく良い音のする一つの楽器として見たときに考えられる可能性を検証しているような感覚があります。伝統はある程度保たれるべきである反面、色々なことをする人たちがいて可能性と認知度は開拓される物ですし、メタルの世界にニッケルハルパを持ち込んでいる人もいるくらいなのでクラシック音楽を演奏するなんて逆に普通なのかもしれませんが、楽器だけが他の国に伝播したときに様々な変化を見せるのは純粋に面白い話です。 変わり種ですが悪くないCDです。ぜひ。 関連CD carpe harpam / Fürstenecker Nyckelharpa Consort https://resonosound.thebase.in/items/26339350
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【北欧・中世】Best of poeta migica / poeta migica 【かっこいい】
¥3,000
ドイツ出身のニッケルハルパ奏者、Holger Funke率いる北欧×古楽なバンド。 北欧トラッドの中でも古い時代の物(ずっとドローン音が鳴っているような)を取り上げていたり、オリジナル曲も中世音楽を意識しているように思えます。 古い時代のニッケルハルパやバグパイプなどが使われているのもその象徴でしょう。 しかし、そのサウンドは壮大で、中世モチーフのシンフォニックな音楽を奏でています。 時にミュージカルのようにも思える歌、クラシカルに組み立てられた旋律の絡み合い、鳴り続けるドローン音。 日本の音楽グループだとSound HorizonやALI PROJECTと似たものがあるかもしれません。 こちらは2004年に発売された活動10周年を記念したアルバムで、medieval,oriental,Scandinavian,mystic,medieval rockといずれも民族的なかっこよさのある様々なタイプの曲が収録されています。CDは二枚組になっていて、二枚目にはなんとビデオまで収録されています! ニューアルバム→https://resonosound.thebase.in/items/25773938 参考音源はこちらから
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