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店員が選ぶ、あなたにおすすめの北欧CD!
¥ 2,800
お客様のご希望を伺って、レソノサウンドの店員、Mが全力でお客様に合ったCDをお選び致します。ネットには掲載していないものも含めたレソノサウンドの全ての在庫CDが該当項目になります。(2020.12現在、およそ100タイトルほどです) 聴いてみたいけど何を選べば良いかわからない、新しい音楽に出会いたい、そんな方におすすめです。 ご購入の際の備考欄にどのようなCDをご希望か必ずご入力ください。 例:「ニッケルハルパ」「フィドル」「インスト」「歌」「トラディショナル」「バンド」「爽やか」「かっこいい」「○○みたいなやつ」など様々なシチュエーションをお知らせください。 情報量が多いほど精度が上がります。 なお当店の在庫CDはスウェーデンのCDが中心になります。 フィンランド、ノルウェー、デンマーク、ケルト音楽のCDもありますが、ちょっと候補は減ってしまうかもしれません。 どの国の、という指定が無い場合はご提案のシチュエーションに最も近いものを全てのCDからお選び致します。ただし北欧音楽とケルト音楽は別ジャンルですので、どちらをお聴きになりたいのかはお知らせいただく方が齟齬が少なくなるかとは思います。 ぴったり該当するCDが無い場合はなるべくご希望に近い、今おすすめのCDをお送り致します。 お客様からの勿体ないお言葉 「北欧音楽コンサルタントでは」 「北欧音楽ソムリエですね」 「(選んだCDに対して)大正解です」 簡単に説明を添えてお送り致します。 素敵な出会いになりますように。 ※返品は受け付けておりません。ご期待に応えられない場合もございますことをご了承ください。 ※当店やその他のお店で北欧系のCDを購入されたことがある方は被ってしまう恐れがございますのでCDタイトルを必ずご記入ください。
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【北欧・ケルトCD】Fru Fortuna / KRACK 【スウェディッシュ×アイリッシュ】
¥ 3,000
2019年夏に5枚だけ入荷したところ即完売したCDを再入荷できました! スウェーデンのフィドラーでありつつ、アイリッシュフィドルコースの教鞭も執っている Jennikel Andersson(Fiddle, concertina)を中心に、 Clara Andermo (Fiddle, alto fiddle) Lisa Klevebran (Flauto traverso, tin whistle) Erik Ronström (Guitar, piano) Johan Ronström (mandolin, percussion) の5人からなるKrack(クラーク)のアルバムです。 メンバーのスペルからなんとなく察しているかもしれませんが、スウェーデンのミュージシャンとアイルランドのミュージシャンが混ざったバンドです。 演奏曲はジグ、リール、ホーンパイプ、ポルカ、といったアイルランド伝統音楽をベースにしたものと、ポルスカ、ショッティスなどスウェーデン音楽をベースにしたものが両方取り入れられています。 北欧音楽を広めていると「ケルト音楽」と「北欧音楽」を一緒くたに認識されることがままあるのですが(それ自体は全く構わないです)、こちらはアイリッシュとスウェディッシュを同じメンバーが演奏しているCDなので通して聴くと「思ってたより似ていないぞ」ということに気付けるかもしれません。 どちらが良いという話では無いのですが(また無印良品では両方流れているのでなおさらややこしいですが)このアルバムにおける軽快なダンスチューンのアイリッシュと比べるとスウェディッシュはちょっともの悲しいような印象を持つと思います。それが全てではありませんが、特徴的な要素は出ているなと感じます。 逆に普段アイリッシュを聴いている人に聴かせると「アイリッシュがアイリッシュっぽくない」というような感想をいただくこともあり、双方に作用し合った"スウェディッシュアイリッシュ"という独自のジャンルなのかもしれないですね。 全部で12曲収録されていて、全体的な傾向としてはアイリッシュ寄りの爽やかめなアルバムとなっています。 なおギターのErik RonströmはMASSIVETというスウェーデンフォークバンドやKongeroというアカペラグループのプロデュースでも活躍している奏者です。そちらもぜひ。 爽やか度 ★★★★☆ 聴きやすさ ★★★★★ 民族音楽感 ★★★☆☆ バラエティ度★★★★☆ 全12曲 約55分 ブックレットはスウェーデン語と英語が併記。 関連CD →MASSIVET / MASSIVET https://resonosound.thebase.in/items/26331381
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【北欧JAZZ】The Onion's core / IDKA JAZZ【おしゃかっこいい】
¥ 2,750
レソノサウンドでは北欧、特にスウェーデンのフォークを中心に取り扱っていますが、今回取引したレーベルがたまたまジャズのCDを取り扱っていて、検索してみたらわりと良かったので民俗音楽とは関係無いのですが仕入れちゃいました! サックス奏者 Ida Karlsson にピアノ Martin Juteus, ドラム Pontus Häggblom, ベース Zacharias Holmkvist が加わったカルテットでの演奏。 曲は全てサックス奏者 Ida Karlssonの作曲です。 ストックホルムのあたりまで来るとトラッドよりもポップスやジャズ、それからロックにメタルと様々な音楽を聴く機会の方が多くなってきます。 国際化――それはすなわち民族性の喪失にも近い現象でもあり、言語が無いインストの分野ではその国らしさがどの程度残るかは非常に難しい問題とも言えるでしょう。 ただ、全ての音楽がそうというわけではありませんが、スウェーデンの音楽は独特の浮遊感…言い換えれば重心の高さを感じることが多いです。 どことなくふわっとした感じというか、そういうノリ方をするのはフォークもポップスもそしてジャズにも共通していることかもしれないなとふと思いました。 このカルテットもただ上手いだけではなく、そういった軽さを持ち合わせているので北欧っぽいなと思いながら聴けるアルバムになっています。 なおこちらのアルバムはYouTubeで全曲試聴できます →https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mUgNmnWTqzcPQHGyUQGGg94vosz6UiAOI フォーク屋さんがたまたま扱うジャズCDに興味がある方はぜひぜひ。 全8曲 約45分 ブックレット等は特にございません。 サックスの活躍するフォークCDもご一緒にどうぞ! Skogen i Staden / Goodland Trio https://resonosound.thebase.in/items/38223372 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/GcFafqc8Ju0 https://youtu.be/LKHquowHdv8 https://youtu.be/oJZCV3Rv3Hw
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【北欧CD】kongero【フォークアカペラ女声4重奏】
¥ 2,800
スウェーデンのフォークヴォーカルユニットkongeroのCDが3種類入荷しました! kongeroはアカペラで北欧のフォーク、オリジナル曲を歌う女声4声のアカペラグループ。 北欧にはkrajaなどアカペラグループがいくつかありますが、kongeroは美しさと民俗音楽感を上手く両立させている点で国内外問わずファンの多いグループです。 全体を通してスウェーデン語の歌詞で裏声よりきれいな地声を使う…北欧独特の歌唱法を用いています。スウェーデン語のさえずるような発音と巻き舌を使う民俗感は癖になります。言葉がわからなくても聴いていて楽しい言語だなと思います。 歌として残っている伝承曲、歌詞だけが残っていて彼女たちがメロディをつけたもの、楽器のための曲を歌詞の無い歌として歌ったもの、それからオリジナル曲と様々なパターンがありますが、いずれも組み立て方が素晴らしいんですよね、多声的な、メロディとハモりという形に収まらないスタイルは一体どうやって作っているんだろうと思うばかりです。 3つのCDもおおよそそのスタイルに則っているのですが、少しずつ紹介します。 om mikaelidagen (2008) (Member: Emma Björling, Emma Ludvigson, Lovisa Liljeberg, Josefin Peters) kongeroの1stアルバムです。 このときからkongeroとしてのスタイルは確立されていて、全く以て素晴らしいアルバムだと思います。 4曲目 kom å ta mejのような別の動きがだんだん増えていく形の曲は個人的にテンションが上がります。 11曲目 En lantman och en sjömanはフィンランドの伝統曲(歌詞はスウェーデン語です)だったりレパートリーは国内に限りません。 きれいさと勢いが上手い具合に両立しているアルバムかと。 全15曲 約40分 癒やし・◎・・・勢い 綺麗さ・・◎・・民俗感 Bakvända Världen (2011) (Member: Emma Björling, Lotta Björling, Lovisa Liljeberg, Anna Wikenius) こちらは2ndアルバム。メンバーが2名入れ替わっています。 1stと比べるとやや民族色と勢いが強めかな?と思います。 でもきれいめなトラックはどこまでも美しいのでちょっとそういう曲調が多いかな?程度です。 あと多分このアルバムが一番世界的には売れているのではないかと…推測ですが検索のヒット数が多いので。 癒やし・・◎・・勢い 綺麗さ・・・◎・民俗感 全12曲 約40分 kom (2018) (Member : Emma Björling, Lotta Björling, Anna Larsson, Anna Wikenius) 4thアルバム。3rdは入荷できませんでした…すみません。 2021年1月現在最も新しいアルバムになります。メンバーはさらに1人入れ替わり、創設時のメンバーはEmma Björlingのみに。 上2枚のアルバムはきれいさと民俗感を両立していることを売りに紹介していましたがこのアルバムはかなりきれいめに寄っていると思います。 そういった音楽がお好きな方には一番向いているアルバムかなと思いますし、癒やし係数は一番高いと思います。それでも歌唱法が民俗的なものなので、あくまでフォークグループなのがすごいところ。 TV-valsやGökpolskaはフィドルなどで演奏される伝統的な曲で、彼女たちはハミング的な歌詞の無い歌で演じています。それらはまた違った民俗的なキャラクターの作品で、どちらも良いのです。 全13曲 約40分 癒やし◎・・・・勢い 綺麗さ◎・・・・民俗感 いずれもスウェーデン語のブックレット(歌詞カード)付きです。 スウェーデン語ですが、トラッドなのか、オリジナルなのか、などはフォーマットさえ掴めれば読めるようになると思います。 また!こちら3枚をまとめ買いするとちょっとお得にお買い求めいただけるプランもご用意しましたのでぜひご検討くださいませ。 →https://resonosound.thebase.in/items/38314142 公式HPから試聴ができます→http://kongero.se/musik/ 関連CD →Två / LYY(Emma Björlingがヴォーカルを務めるポップフォークバンド) https://resonosound.thebase.in/items/24229178 Tre / LYY https://resonosound.thebase.in/items/24229186 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/VrHTlgFE-eg https://youtu.be/0QhseN7VYMU https://youtu.be/7ix2z5chIJA https://youtu.be/KDzqQnA5EEw
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【北欧CD】Skogen i Staden / Goodland Trio【フィドルレストリオ】
¥ 2,800
Goodland Trioはスウェーデンのフォークを演奏する3人組です。今は残念ながらほぼ活動していないみたいですが。 なんと言っても珍しいのがその組み合わせ! ソプラノサックス - Hanna Wiskari Griffits アコーディオン - Jonathan Larsson 12弦ギター - Oskar Reuter というメンバーで構成されており、トラックによってはフィドルやヴィオラがゲストミュージシャンとして参加していることはあるものの、基本的にその3つの楽器の組み合わせでオリジナルの北欧フォークを作り出しています。 サックス、しかもソプラノサックスはジャズでもクラシックでもメインメロディーをとることが多く比較的主張の強めな楽器だと思っていたのですが、Hannaの演奏するサックスは時としてクラリネットやフルートに聞こえる瞬間すらあるほど柔らかい音色でメロディーはもちろんハモりに回ったときの聴き心地の良さは格別です。 曲はトラッド風ではあるものの全曲がオリジナル曲となっていて、アルバム全体としてはスウェーデンもしくはデンマークのフォークに近い雰囲気の曲が多いかなと思います。 明るすぎず暗すぎず、どことなく哀愁のようなものが漂っています。 タイトルは The forest in the city モダンな都会っぽさと霧がかる森の空気感がまさに両立している良いアルバムです。 聴きやすさ★★★★★ 民族音楽感★★☆☆☆ 癒やし ★★★☆☆ モダン度 ★★★★☆ 全12曲 約50分 BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクから参考動画が見られます。 https://youtu.be/g0HeTUwmpSo https://youtu.be/xAnw24SfjZE https://youtu.be/GgQCyL9vTDo
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【北欧CD】Två / LYY【フォークとポップと透き通る声】
¥ 2,800
今回ご紹介するCDは北欧音楽系CDの中でも全編通してボーカルのいるポップなバンド、LYYの2ndアルバム!(2012年リリース) ヴォーカルのEmmaはkongeroという女声ヴォーカル4人のフォークアカペラグループでも活動している他、ニッケルハルパのDavidは伝統音楽の演奏家としても名高い奏者ですが、このアルバムではヴォーカル、フィドル、ニッケルハルパ、ギター、パーカッションのバンド編成で演奏しており、歌自体は伝統曲のものもあるのですがアレンジはかなりポップめでフォークとポップスの融合という印象です。透き通る歌声にスウェーデン語の歌詞は聴いていて心地良く、フォーク(民俗音楽)のイメージよりずっとキャッチーでノリノリになれるアルバムです。 同じメンバーでリリースして当店で扱っているアルバム「Tre」と比べると、使われている楽器も少なくアレンジも複雑でないためとにかく楽しい印象で最後まで聴けてしまうそんな一枚です! オリジナル度★★★★★ ポップ度 ★★★★★ 癒やし度 ★★★★☆ 民族音楽感 ★☆☆☆☆ 全14曲 約60分 関連CD →Tre / LYY https://resonosound.thebase.in/items/24229186 kongero(ヴォーカルのEmmaが参加しているアカペラ合唱グループ) https://resonosound.thebase.in/items/38313786 公式HPから試聴ができます→http://lyy.se/music/ ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/Lg4I26Mpxbk https://youtu.be/KseGXNsCZTM https://youtu.be/iR3Mms1di1k
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【北欧CD】Tre / LYY【隠し味には哀愁を】
¥ 2,800
今回ご紹介するCDは北欧音楽系CDの中でも全編通してボーカルのいるポップなバンド、LYYの3rdアルバム!(2016年リリース) ヴォーカルのEmmaは女声ヴォーカル4人によるフォークアカペラグループkongeroでも活動している他、ニッケルハルパのDavidは伝統音楽の演奏家としても名高い奏者ですが、このアルバムではヴォーカル、フィドル、ニッケルハルパ、ギター、パーカッションのバンド編成で演奏しており、歌自体は伝統曲のものもあるのですがアレンジの仕方がポップめでフォークとポップスの融合という印象です。 透き通る歌声にスウェーデン語の歌詞は聴いていて心地良く、フォーク(民俗音楽)のイメージよりずっとキャッチーで、難しいことを考えずに楽しめるアルバムです。 同じメンバーでリリースして当店で扱っているアルバム「Två」と比べると、使われている楽器やバックコーラスなどが音の厚みが増し、またアレンジもちょっと感傷的になれるような適度にキャッチーで適度にメランコリーな方向性になっています。 オリジナル度★★★★★ ポップ度 ★★★★☆ 癒やし度 ★★★☆☆ 民族音楽感 ★☆☆☆☆ 全11曲 約45分 関連CD →Två / LYY https://resonosound.thebase.in/items/24229178 kongero(ヴォーカルのEmmaが参加しているアカペラ合唱グループ) https://resonosound.thebase.in/items/38313786 公式HPから試聴ができます→http://lyy.se/music/ ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/Lg4I26Mpxbk https://youtu.be/KseGXNsCZTM https://youtu.be/iR3Mms1di1k
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【北欧CD】Northern Resonance / Northern Resonance【三位一体の共鳴】
¥ 2,850
バンド名、そしてアルバムのタイトルにもなっているNorthern Resonance―北部の共鳴―の名前の通り、スウェーデンのニッケルハルパ、ノルウェーのハーディングフェーレ、そしてヨーロッパで古くから弾かれてきたヴィオラ・ダ・モーレという「共鳴弦」を持つ楽器3人によるアンサンブル。2020年にリリースされたばかりの最新作です。 共鳴弦は楽器の音色に艶を与え独特な響きをもたらす効果がありますが、通常、共鳴弦を持つ楽器だけでこのようにアンサンブルすることはあまり多くありません。というのも、共鳴音が飽和しすぎて音がモコモコしてしまったりレコーディングが非常に難しくなるからです。しかし、本作のレコーディングはスウェーデンフォークバンドの金字塔VäsenのMichael Marinが監修。メロディ弦ははっきりした輪郭を持ちながら、ふわっとするような共鳴弦の響きも丁寧に捉えています。正直、どうやってレコーディングしたらこうなるのか見当もつかないほどです。 演奏者は若手の中でも一目置かれる腕の立つ3人。特にニッケルハルパのPetrusとハーディングフェーレのJerkerはJäktaというバンドでも共演しています。曲はオリジナルがほとんどですが北欧音楽らしさを各所に残しながら共鳴弦の響きを感じられる美しい曲を演奏していて、彼らの場合はオリジナル曲の方が魅力が際立つ気がします。 奇跡的なレコーディングです。本当に。 聴きやすさ★★★★☆ 民族音楽感★★★☆☆ 華やかさ ★★★★★ 美しさ ★★★★★ 全11曲 約50分 関連CD JÄKTA / Hans-Ers, Rutanen & Dillner https://resonosound.thebase.in/items/36935493 Debut / TRIO TÖRN https://resonosound.thebase.in/items/23665031 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/AuSkDpT-CXg https://youtu.be/QrqECJlxhTg https://youtu.be/8joIpPUIBrA
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【北欧CD】Då och Nu / Stråkdrag【伝統を識る者たち】
¥ 3,000
スウェーデンの民俗楽器、ニッケルハルパを奏でる4人の集まりによって2020年にレコーディングされた「最新の」そして「伝統的な」アルバムです。 リーダー的立ち位置にいるNils Libergはスウェーデン中の伝統曲を集めて楽譜に起こし無料で閲覧できるようにしているサイト、Folkwikiの管理人でもあります。 Folkwikiはこちら→http://www.folkwiki.se/ 私も重宝しています。 そんな彼が中心にいるだけあって、曲のバリエーションは凄まじいです。 スウェーデンの中の様々な地域のみならず、ノルウェー曲まで。 解説は全編スウェーデン語ですが、慣れれば「誰の」「どの地域の」曲かは読めるようになります。私はスウェーデン語は読めませんが曲の紹介の文法はある程度フォーマットがあるのでなんとかなったりします。 Nilsともう一人のニッケルハルパ奏者Thorによって2019年にレコーディングされた前作がトラディショナルな演奏だったので、今回もその方向性で来るかと思いきや! 前作はこちら(https://resonosound.thebase.in/items/25862812) 今回の4人組はもちろん伝統曲を演奏し続けてきたグループの中の4人ではあるものの、曲のバリエーションは前述の通り、加えてアレンジも結構凝った仕上がりに。 有名な曲もあればNilsだからこそ知っているだろうという曲もあり、加えて数曲のオリジナル曲も演奏されています。 添加物は少なめながら、モダンさも感じる、非常にバランスの良いアレンジは、聴いているだけでも楽しいですが演奏をする人にとっても参考になることでしょう。 まさに、Då och Nu――Then and now――その時と今を繋ぐような傑作です。 ゲストとして、ニッケルハルパを通じて日本とスウェーデンを結んでいる音楽家、Louise Bylund(ルイース・ビュールンド)も参加しています。 いいですね、ニッケルハルパが4人いるグループのゲストにニッケルハルパを呼ぶあたり、いかに彼らがニッケルハルパを愛しているかが伝わってきます。 ニッケルハルパの音を楽しみたい、いろんな曲が知りたい、そんな方には特におすすめです。 好きな曲が見つかれば、その地方の曲を探ってみるのも面白いでしょう。 そのときはぜひYouTubeとFolkwikiで。 伝統度★★★★★ 民族音楽感★★★★☆ 曲のバラエティ度★★★★★ 演奏技術★★★★☆ 全22曲 約60分
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【北欧CD】MASSIVET / MASSIVET【丁寧に突っ走れ】
¥ 2,700
パンクロックバンドのようなジャケットとブックレットですが、編成はAdrian Jonas(Viola), David Eriksson(Nyckelharpa), Erik Ronström(Guitar), Leif Ottosson(Accordion), Valter Kinbom(Percussion), と、エレキギターなどはでてきません(笑) とはいえやはりかっこいい、イケイケなフォークを演奏しています。それぞれの奏者がそれぞれの楽器の名高い奏者でもあるだけに、安定感も抜群です。 オリジナルが多めではありますが、タイトル、もしくはブックレットの解説に「Polska」「Vals」「Schottis」など伝統的なダンスの名前が記載されていることもあり、かっこいいことをやっていますが彼らの根底にはフォークがあるのだと感じます。 それを裏付けるわけではありませんが、ニッケルハルパのDavidは民族音楽学校の講師も務める人物で、イケイケでも堅実にやることはちゃんとやっていると言うのがこのアルバムの印象です。 何曲かゲストで参加しているベーシストが良い仕事をしているのも高評価。メロディに同期しとりボトムを支えたり器用に立ち回っています。 サウンドとしてはパーカッションがいたときのVäsenに近いかもしれません。 YouTubeで彼らの演奏を聴くことができます。(なお動画はボーカルグループとのコラボ動画なので、このアルバムにはボーカルは収録されていません、あしからず) →https://youtu.be/47Ekos395K0 オリジナル度★★★★☆ 勢い度★★★★☆ 民族音楽感★☆☆☆☆ 曲のバラエティ度★★★★☆ 【関連CD】 KONTRA https://resonosound.thebase.in/items/25841529 Två https://resonosound.thebase.in/items/24229178 Tre https://resonosound.thebase.in/items/24229186
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【北欧CD】JÄKTA / Hans-Ers, Rutanen & Dillner【瑞々しい勢い】
¥ 1,860
スウェーデンの若手ミュージシャン3人によるアンサンブルHans-Ers, Rutanen & Dillnerのミニアルバム。もうめちゃくちゃかっこいいです。ニッケルハルパのペトルスはフィドルとチェロとのユニットTrio Törnなどでも活動している新進気鋭の演奏家ですが、どちらもトラディショナルな要素と今風のイケてるアレンジを組み合わせ高い評価を得ています。 このアルバムではノルウェーの民族楽器、ハーディングフェーレも登場し、サウンドとしてはボトムをギターが支え、上で艶やかに奏でられるフィドル/ハーディングフェーレをニッケルハルパが上手くまとめているような印象でした。 アンサンブルが上手ですね、それぞれ個性的ではありますがぶつかっていないように感じました。 特にブックレット等は無く、紙のケースにCD一枚というローコストな作りですが、録音の音質、演奏のクオリティは文句なしです。 バンド的なサウンド、かっこいいアレンジ、そのあたりがお好きな方には刺さるCDかと。 聴きやすさ ★★★★☆ アンサンブル★★★★★ 民族音楽感 ★★☆☆☆ かっこよさ ★★★★☆ 爽やかさ ★★★★☆ 全6曲 約30分 ミニアルバムって感じですね 関連CD Northern Resonance / Northern Resonance https://resonosound.thebase.in/items/37544154 Debut / TRIO TÖRN https://resonosound.thebase.in/items/23665031 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/JS-qIwKee2w https://youtu.be/sQ_szRj57AU
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【北欧CD】Lummen / Sirus【半島と大陸のコラボレーション】
¥ 2,800
昨年即完売したこちらのCD、再入荷できました! 当店でも取り扱っていて大人気なニッケルハルパのJosefina Paulsonとフィドル、ギターなどを多彩に操るJonas Åkerlundのデュオに、ベルギー出身のアコーディオン奏者Sophie Cavezと南フランス出身のバリトンヴァイオリン(ヴィオラより大きい楽器です)奏者のBaltazar Montanaroによるデュオがコラボした最新作。 これを「北欧音楽」と言い切ってしまって良いのかは悩みどころですが、ヨセフィーナの弾くニッケルハルパが入ると途端にスウェーデンの風が吹くので北欧音楽として聴けると思います。2対2ですが、中心となっているのはスウェーデン人の二人ではないかとも思います。 コラボ相手のデュオも普段は大陸のダンスに基づいた音楽をベースに活動している2人ですので4人の親和性は非常に高く、モダンな曲も民俗感溢れる曲も「聴かせどころをわかっている演奏」を繰り広げてあっという間に1枚聴き終えることができます。 民俗音楽の中でもかっこいいものが好きな方には特におすすめのアルバムです! YouTubeで試聴が可能です→ https://youtu.be/m7KXJV13ldU オリジナル度★★★★★ 民族音楽感 ★★★★★ 勢い度 ★★★☆☆ 曲の幅広さ ★★★★★ 全11曲 約50分 →YouTubeで全曲の試聴が可能です https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nu2FsDXfegbOha3vpe5aE7ajdzAuSzVFw
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【北欧CD】 Debut / TRIO TÖRN【重心の低いかっこよさ】
¥ 2,800
熱い紹介記事はこちら→ https://thebase.in/mag/resonosound/2020/06/26/165047 最年少でriksspelman(公認民族音楽家)の称号を獲得したニッケルハルパのペトルスが凄腕のフィドル&チェロと共演しているCD。曲は全てオリジナルでアレンジも凝ったものが多いですがそれでも“民族音楽感”が失われていないのは流石だと思います。 一曲目が始まったところから引き込まれる重厚感と疾走感。比較的若い世代の録音と言うこともあってか勢いと熱さが溢れています。 編成が擦弦楽器3本ということもあり、ときとして弦楽合奏のようにも響くところはクラシック音楽好きな方にもおすすめできるポイントです。厳かなフィドル、テクニカルなニッケルハルパ、そしてそれらを支えるチェロの低音。まさに三位一体となって聞こえるそのサウンドはクラシックとも民族音楽とも違った新しい世界を教えてくれることでしょう。 ギターやパーカッションがいないながらも損なわれていないビート感はチェリスト、クララの賜物。弓とピチカートを巧みに使い分けながら緻密ながらも勢いのある二人を包み込んでいます。 擦弦楽器の「熱さ」と「厚さ」を改めて実感できる最高の1枚です。 伝統性 ★★☆☆☆ 勢い ★★★★★ 演奏技術 ★★★★★ 曲の幅広さ★★★★☆ 民族音楽感★★☆☆☆ 全10曲 約50分 関連CD JÄKTA / Hans-Ers, Rutanen & Dillner https://resonosound.thebase.in/items/36935493 Northern Resonance / Northern Resonance https://resonosound.thebase.in/items/37544154 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/FDaysrBr1iY https://youtu.be/fxKcpf0YekQ https://youtu.be/pdnNRsajPmQ
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【北欧CD】MASKIN / Olov Johansson, Erika Lindgren, Robert Larsson【名フィドラー揃い踏み】
¥ 2,700
8月28日は初めて国産バイオリンが作られたことからバイオリンの日になっていることを記念して、店頭でのみ販売していたCDをネットショップにも掲載!在庫僅少となっておりますのでお早めに! こちらのCDはフィドル3人(一部ニッケルハルパもあり)で伝統曲からそれぞれのオリジナルまで全部で21曲も演奏しているCDなのですが、Väsenというスウェーデンバンドの金字塔でニッケルハルパを弾くOlovが珍しくフィドルをバリバリ弾いている上、ErikaはErika&Ceciliaなどのユニットで活躍する非常に上手いフィドル奏者です。下に掲載している動画を見るとわかるかもしれないのですが、その2人を支えるように綺麗な音でまとめているのがRobertなんですよね、派手な2人に目を取られがちですが彼の立ち回りあってこそこれだけ充実したアンサンブルになっていると感じます。 このCDではGås-Andersという作曲家の遺した曲を多く演奏しています。表題曲であるMASKINも彼の作ったヴァルスなのですが、Gås-Andersは19世紀にかけて150曲以上もの曲を遺したとされているスウェーデンはウップランド地方のフィドラーで、演奏家として人気だった彼がダンス曲を弾くと誰もじっと座っていられなかったという逸話さえある人物です。彼の生誕200周年を記念する意味も込めて、楽譜には残っていない彼の音楽をこのアルバムに多く収録しています。 オリジナル曲も三者三様ですのでフィドルという楽器だけでここまで楽しめるのか!と北欧音楽とフィドルの魅力を再確認するのにもってこいのCDかと。 伝統性 ★★★★☆ アンサンブル★★★★★ 演奏技術 ★★★★★ 民族音楽感 ★★☆☆☆ 全21曲 約55分 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/w6lcQ51bqyE https://youtu.be/6_CIwcdAu6o https://youtu.be/DuynQ_JCWX4 https://youtu.be/IvmWOLrfWiw
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【北欧CD】Töst! / Harv【派手ではなく香る出汁のような】
¥ 2,400
スウェーデンのバンドHarvによるサードアルバム。編成はフィドル2本に12弦ギター、パーカッションという編成ですが、ゲストミュージシャンに超有名北欧バンドFrifotのAle Möllerや、北欧・アイリッシュなど様々なジャンルで活躍するコントラバス奏者Sebastian Dubeが参加していたりと非常に豪華。 演奏は楽しみやすいわかりやすさで綺麗にまとまっているという印象です。曲は一部がトラッドでオリジナル多めですが、安定感のある落ち着いたアルバムだなあと思います。すごく整っているんですよね。良い意味でも悪い意味でも無く。だからこそ飛び道具的に参戦するゲストミュージシャンのサウンドが効いているのかもしれません。 彼らがHurvfiolまたはHarvfiolとブックレットで呼んでいるのは共鳴弦のついたフィドルのことで、いわゆるヴィオラダモーレに近い楽器になります。 編成的にはかっこいい路線に行ってもおかしくない編成なのですが、これは適度にかっこよく、わりとまったり聴けるところが良いCDかなと思っています。かっこいい曲はかっこいいんですけどね。もしかしたら最初はなんてことないCDと思うかもしれませんが、時間をおくとなんとなく聴きたくなるし、聴くほど好きになる、そんなアルバムです。 聴きやすさ★★★★☆ 曲の幅広さ★★☆☆☆ 民族音楽感★★☆☆☆ 穏やかさ ★★★★★ 全11曲 約45分 #フィドル #ギター #バンド #スウェーデン #オリジナル #爽やか 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/BLa9DHb0xZA
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【北欧CD】Strängar & Blad / Lucas Scheffold & Helle Andersen【電子楽器と懐かしさ】
¥ 2,800
ギターのLucas ScheffoldとベースのHelle Andersenによるデュオ。 ほとんどのトラックにゲストとしてクラリネットやサックスが混ざります。 わりと有名どころのトラッドを演奏しているのですがアプローチの仕方が独特というか、そもそもアコギとエレキベースの2人という組み合わせもフォークでは独特と言えばそうなのですが、面白い仕上がりになっています。 …これ書いているのがベーシストなので細かい話をしますがエレキベースがプレシジョンベースというタイプのエレキベースを用いているのも面白い点です。プレシジョンベース特有の温かみのある音色の輪郭をさらにぼやけさせてピエゾピックアップを搭載したウッドベースのような音作りをしています。 すみません、話が逸れましたね。 4曲目には記載が無いですが一部にエレキギターを重ねていると思われます。 ゲストにギタリストがいないので多重録音でしょうか。 「やっていることは確かにフォークだけどその音色で聴いたことが無かった」みたいな録音なのがこのCDの面白いところかなと思っています。 聴きやすさ★★★☆☆ 民族音楽感★★★☆☆ 独自性 ★★★★★ 伝統度 ★★★★☆ 全12曲 約45分 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/-zmfxicPyoo https://youtu.be/2M4pSp2CFzE https://youtu.be/Zj9ul3V8G70
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【ケルトCD】with RTE Concert Orchestra / Lúnasa【アイリッシュ×オーケストラ】
¥ 2,530
大人気アイリッシュバンドとして名を馳せるLúnasa(ルナサ)が舞台「リバーランド」のバッキングを担当した楽団、RTEオーケストラと共演したライブのアルバム。 今でこそ北欧音楽にどっぷりハマっている私も、民族音楽の入り口は確かLúnasaだったような気がします。 Lúnasaを簡単に紹介すると、ホイッスル・フルート、フィドル、イリアンパイプス、ギター、コントラバスからなる5人組のアイリッシュバンド。スピード感と爽やかさのあるアコースティックサウンドは1998年にデビューしてから不動の評価を得ています。 Lúnasaのみの音源を下に掲載しておきますね。 さてそんなLúnasaがオーケストラと共演。 民族音楽×オーケストラ(クラシック)は色々な方々がやっていますが……正直、民族音楽の良さが損なわれてしまうことも多く、アレンジャーや指揮者がどれだけ民族音楽への理解をしているかにかかってると言っても過言ではないと思います。 本作は前述の通り多様なジャンルとの共演を果たしケルト音楽との縁も深いRTEオーケストラではあるものの、何より特筆すべきは全曲のアレンジを担当した若手作編曲家、ナイル・ヴァレリーはLúnasaでイリアン・パイプスを演奏しているキリアン・ヴァレリーの兄にあたります。クラシックの文脈とアイリッシュの文脈を理解し見事に調和させたアレンジによって、Lúnasaの良さが損なわれること無く、適切なオーケストレーションをもって迫力や壮大さ、スケールが増した演奏はここでしか聴けない新しい境地と言えるでしょう。 凡庸な例えですが、映画音楽やゲーム音楽っぽく聞こえるときもあると思います。 それらは世界観を印象づけるために民族音楽風の旋律を用いることがあるわけですが……要するに、このCDこそがそれらのジャンルの人々の”やりたいこと”の結論なのではないかと。 もちろん、BGMではなくコンサートチューンなので選曲もアレンジも退屈せず聴けることでしょう。 下に掲載している動画です(アプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/5tdZk2rzJuY https://youtu.be/0uFqzKkXOdE モダン度★★★☆☆ 壮大さ ★★★★☆ 民族音楽感★★★☆☆ スピード感★★★★★ 全9曲 約50分 日本版 日本語解説ブックレット付き
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【ケルトCD】Bold / Catriona Macdonald【シェットランド諸島】
¥ 2,500
カトリオナ・マクドナルドはスコットランドのシェットランド地方の実力派フィドラー。 シェットランド地方と言えばスコットランド本土の北東に位置する諸島で、一帯をデンマークが統治していた時代にデンマーク国王からスコットランド国王へ娘の結婚祝いの一環で贈られました。そんな来歴のあるシェットランド伝統音楽はアイルランド音楽に見られるリールなどの形式を取り入れつつも、またスカンジナヴィア諸国(特にノルウェー)との交流を続けていきながらシェットランド諸島独自の音楽を作り出しました。バグパイプやハープなどは取り入れず、もっぱらフィドルを使うのも一つの特徴かもしれません。 本作はフィドラーのカトリオナのソロ名義ではありますが、全編通してギターとパーカッション、トラックによってピアノ、ベース、オルガンが参加しているのでバンドサウンドで楽しんでいただくことができます。 曲目はシェットランド伝統音楽に違いないのですが、アレンジがおしゃれで様々な音楽の要素を組み合わせて伝統音楽をより面白い物にしています。ギターのトニー・マクナムスはギタリストとしての評価も高いですがこのアルバムの立役者はパーカッションのジェームス・マッキントッシュなのではないでしょうか。バンド全体を心地良く引き締めている良いドラムです。 フィドルの上手さは書くまでもないので最後になってしまいましたが、ノリの良さだけでなくじっくり聴き込める良いアルバムです。 聴きやすさ★★★★☆ 曲の幅広さ★★★★★ 民族音楽感★★★☆☆ 演奏技術 ★★★★★ 全15曲 約45分 日本語解説付き 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/RhtlKwtlf3c
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【北欧CD】Rooftop Sessions / Dreamers' Circus 【デンマークの新鋭】
¥ 2,750
デンマークのフォークバンド、ドリーマーズサーカスによる3rdアルバム。 フィドル、アコーディオン、シターンという編成から繰り広げられる親しみやすく爽やかで、しかしどこか霧がかった北欧音楽は多くの人の心を掴んで離しません。 3人ともそれぞれの楽器に関してめちゃくちゃ上手い奏者なのですが、個性のぶつかり合いではなく完全に調和していくスタイルが北欧音楽らしくてとても良いです。 アコーディオンとフィドルの音が完全に一つの音になって聞こえることがあるのですが、以前ライブで見たとき、2人で弾いていたのか…と驚かされました。 YouTubeでも人気なKitchen StoriesやCity Gardensが収録されている本作は、2016年発売の前作「Second movement」から2年後の2018年に発売されました。 Dreamers' Circusはアルバムごとに違うカラーがあるのですが、本作Rooftop Sessionsは比較的快活なイメージのある前作と比べて、テンションとしては落ち着いた曲が多く、もの悲しさと内なるエネルギーが感じられるようなアルバムになっています。 個人的に好きなのは6曲目のThen We Waltzedです、悲しい曲ではないのに聴く度に泣きそうになってしまいます。 デンマーク音楽とクラシック音楽のたどり着いた新境地、Dreamers' CircusはもはやDreamers' Circusというジャンルなのではないでしょうか。 全11曲 約40分 日本版 〈収録曲〉 1. City Gardens 2. Opus 2,5 3. Draft 4. Kitchen Stories 5. Meanwhile 6. Then We Waltzed 7. Foreseen 8. Rooftop Session Part I 9. Rooftop Session Part II 10. Mormor 11. Afterwards 関連CD Second movement / Dreamers' Circus https://resonosound.thebase.in/items/31831901 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/uoWdtwzqt1o https://youtu.be/FkgEwnjVREg https://youtu.be/kQiTsAMd4sc
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【北欧CD】Second movement / Dreamers' Circus 【フォーク×クラシックの完成形】
¥ 2,750
デンマークのフォークバンド、ドリーマーズサーカスによる2ndアルバム。 フィドル、アコーディオン、シターンという編成から繰り広げられる親しみやすく爽やかで、しかしどこか霧がかった北欧音楽は多くの人の心を掴んで離しません。 3人ともそれぞれの楽器に関してめちゃくちゃ上手い奏者なのですが、個性のぶつかり合いではなく完全に調和していくスタイルが北欧音楽らしくてとても良いです。 アコーディオンとフィドルの音が完全に一つの音になって聞こえることがあるのですが、以前ライブで見たとき、2人で弾いていたのか…と驚かされました。 6曲目に収録されているPrelude to the Sunは、フィドルのルネがJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番より「プレリュード」をほぼそのまま演奏していてそれを両隣の二人が北欧音楽に仕立て上げるといった凄まじい構成の曲となっています。 その他にも人気の高い代表曲A Room in Parisなど名曲づくしの1枚です。 デンマーク音楽とクラシック音楽のたどり着いた新境地、Dreamers' CircusはもはやDreamers' Circusというジャンルなのではないでしょうか。 全11曲 約50分 日本版 〈収録曲〉 1. Folkrotsvalsen 2. First Impression 3. A Room in Paris 4. Sofastykket 5. The Ballad of Solitude Street 6. Prelude to the Sun 7. August 8. Nine Moons 9. Farther Into It 10. Annea 11. Fragments of Solbyn 関連CD Rooftop Sessions / Dreamers' Circus https://resonosound.thebase.in/items/31832291 下に掲載している動画です(BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/qNSDA6xfc4E https://youtu.be/oCy3hB3Xz_Q
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【ケルトCD】Driftwood / Eddi Reader 【名シンガーソングライター】
¥ 1,800
スコットランドのシンガーソングライター、Eddi Readerの6thアルバム。(2001年発売) 歌唱力のみならず作曲の幅広さに定評のある彼女はアコースティックギターとヴォーカルを担当。ポップスとして形作っているバンドの演奏も時々に応じて違った表情を見せるので曲のバラエティには文句なし!
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【北欧CD】 ARTOLOGY / JPP 【フィンランドの伝統】
¥ 2,800
説明しよう! JPPとは「Järvelän pikkupelimannit (ヤルヴェラ村の小さなペリマンニ≓演奏家たち)」という意味で名付けられた、フィンランド西部の音楽を現代に引き継ぐフォークバンドである。 ヤルヴェラ村の在るフィンランドの西ボスニア地方のカウスティネンは、フィンランドの伝統音楽の最重要の地。そこでは音楽をお金のためではなく息抜きや楽しみ、そして特に冠婚葬祭のために演奏するペリマンニ(農村楽師)が、音楽の文化を紡いできた。この地方の結婚式ではMCのように使われる音楽が一番重要、とすら言う。 結成当初から人気を博していたJPP。 メンバーの増減はあったもののめちゃくちゃ上手いフィドルをメインにハーモニウム(足踏み式オルガン)とコントラバスがいるという伝統的な編成は変わっていない。 Arto Järvelä (violin) Matti Mäkelä (violin) Mauno Järvelä (violin) Tommi Pyykönen (violin) Timo Alakotila (harmonium) Antti Järvelä (acoustic bass) 今では彼らの子世代のペリマンニが育っているほどには時間が経ったものの、未だに彼らの与えている影響は計り知れない。 JPPは伝統的なカウスティネンの音楽を引き継ぎつつもスカンディナヴィアだけでなくアメリカやハンガリーなど様々な音楽の要素を取り入れたことで伝統と革新の両面を合わせ持った稀代のバンドとなった。 アグレッシブなフィドルが奏でるメロディの勢いとしかし仄暗さを感じる魅力的な音色はいかにもフィンランド音楽のフィドル、という感じがして良い。 それに加えて特筆したいのはハーモニーを重視した音楽性だろう。 オルガンのTimoがその中心を担っている、時に意外性を持っていて、でも何故か耳に馴染む和音の数々。その上手さには相変わらず唸らされてしまう。 メンバーそれぞれの活動が忙しくなる中、1998年の前作から8年ぶり、2006年にリリースされた本作は伝統曲は一切無く全曲がオリジナルかつアルト・ヤルヴェラの作品である異色のアルバム。しかし、これがまた名曲揃いで、聴けば聴くほど癖になる。他のJPPのアルバムと比べても、個人的には評価の高いアルバムである。 時々わけのわからない拍子が混ざったりわけのわからない和音が出てきたり(もちろん褒め言葉である)、そういうあたりのオリジナリティが子世代の代表的なバンドであるFriggを育てたのだろうなと、Friggをご存じの方は聴けば納得するだろう。 それでもフィドルの弓のビート感や旋法に伝統的な要素は多く残されている。 このように伝統音楽は形を変えつつ、しかし大切な物は失われないように、バトンが渡っていくのなら、北欧伝統音楽の未来は明るいのではないだろうか。 メンバーそれぞれの活動も調べると色々出会えておすすめである。 伝統性 ★★★☆☆ オリジナル性★★★★★ 民族音楽感 ★★★★☆ 演奏技術 ★★★★★ 全10曲 約50分 日本語解説付き 動画は収録曲では無いですがJPPらしさを感じる参考音源になるかと! (BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/9i-3wxSWIO8 https://youtu.be/5YIeE-KxGrc
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【北欧CD】 Spel / Bukkene bruse 【ノルウェーの香り】
¥ 2,800
SOLD OUT
ノルウェーの名フォークバンドとして名を馳せているBukkene bruseの2004年発表最新作。伝統音楽を引き継ぎながらも新しい境地を開拓し続けています。余談ですがバンド名はノルウェーの童話「三びきのやぎのがらがらどん」にちなんでいるとか。 このCDでフロントを担うAnnbjørg Lienはニッケルハルパとハーディングフェーレの二刀流。どちらを弾いても非常に上手いです。面白いところでは笛の奏者がいるところでしょうか。かつてリコーダーがノルウェーに入ってきたとき、運指の分からないノルウェー人は全部塞いだ状態から順番に空けていったのですが、それによって生まれる、特定の音がフラットした音階がなんとノルウェーの伝統的な音階とよく似ていたのです!彼らはそれを海から入ってきた笛、sea fluteと呼び、このCDでもその楽器が用いられています。また、北欧で広く見られる柳を使った笛も同様に用いられています。 曲はトラッドが8割ほどですが、彼らに加えて弦楽四重奏がいたりと、サウンド的には比較的クラシカルで厚みのある…スウェーデン音楽と比べると重量感と湿度を感じる演奏となっています。北欧好きには有名な曲も収録されていますし現地語の歌もあり色んな側面から楽しめるアルバムになっています! こちらのCDは2枚だけの限定入荷になります!お早めに! 伝統性 ★★★★★ 曲の幅広さ ★★☆☆☆ 民族音楽感 ★★★★★ 重厚感 ★★★★☆ 全15曲 約60分 下の動画はこのCDの1曲目になります、ご参考に!
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【北欧CD】 Slatta 2006 / Daniel Pettersson 【全てのバランスが良い】
¥ 2,500
タイトルの通り2006年にリリースされたCD。 時が経つのは早いものですね…当時皆さんは何をされていましたか? まだニッケルハルパや北欧音楽に出会ってなかったかもしれませんが当然その頃から――もっと前から――北欧音楽は語り継がれてきました。 今回はもっと早く出会っていれば、と思えるような良いアルバムをご紹介。 参加ミュージシャンは Daniel Pettersson (Kontrabasharpa) 少し古い時代のニッケルハルパ Maria Jonsson (Viola d'amore) 共鳴弦つきヴァイオリン Thomas Andersson (Fiddle) Daniel Fredriksson (Mandora) 複弦5コースの撥弦楽器 といった編成で全員熟練の演奏家です。 曲目は伝統曲がほとんどですが、非常に爽やかで時にポップなアレンジにより非常に聴きやすいアルバムとなっています。 ファンの多いCDです。迷ったらこれ!とおすすめできる自信のあるアルバム。 ぜひお聴きくださいね! 伝統度★★★★☆ 爽やか度★★★★☆ 曲のバラエティ度★★★☆☆ 民族音楽感★★☆☆☆ 関連CD→ Oxögon / Daniel Pettersson https://resonosound.thebase.in/items/25907670 Änglar / Maria Jonsson&Carina Normansson https://resonosound.thebase.in/items/26976527 参考音源としてDaniel PetterssonとMaria Jonssonのデュオ映像を掲載します!
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