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【フィドル大集結!】Live / String Sisters【北欧・ケルトCD】
¥2,600
レソノサウンドについにDVDがやってきました! こちらはString Sistersという、女性フィドラーを集めたアンサンブルのライブDVDとなっております。やっぱり映像付きで聴くと色々違いますね! まずはメンバー紹介から Mairéad Ní Mhaonaigh — Irish fiddle, vocals (Ireland) Annbjørg Lien — Hardanger Fiddle (Norway) Liz Knowles — fiddle (USA) Catriona MacDonald — fiddle (Shetland, Scotland) Liz Carroll — fiddle (USA) Emma Härdelin — Fiddle, vocals (Sweden) アイルランド、スコットランド、スウェーデン、ノルウェー、アメリカと本当に各地から凄腕のフィドル奏者が集められていることがわかります。 ちなみに彼女たちが"Sisters"であるのに対し、サポートのバンドメンバーはMistersと呼ばれています。 David Milligan — piano (Scotland) Tore Bruvoll — guitar (Norway) Conrad Molleson — bass (Scotland) James Mackintosh — drums (Scotland) こちらも実力のあるミュージシャンたちで、"Sisters"の演奏を華々しく飾ります。 このDVDは2005年2月26日にノルウェーのドランメンシアターで行われたライブを録画編集したものになります。 収録曲数は全部で24曲!ライブとしても非常に満足感のあるものとなっております。 それぞれのルーツとなっている伝統音楽を弾いたり歌ったり、多国籍ながらもルーツを大切にしているという点では共通しているのか、見事なアンサンブルを奏でてくれています。 このDVDとは別のライブの映像ですが、参考動画を以下に掲載します。(アプリからご覧の方はURLをタップしてください) https://youtu.be/gUe1jA3a7_I https://youtu.be/hLMkJJpCJ1Q
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【ノルウェーの弦の音】Annbjørg Lien(アンビョルグリーエン)3枚セット【北欧CD】
¥6,600
Annbjørg Lien(アンビョルグリーエン)はノルウェーの非常に上手いフィドル・ハーディングフェーレ奏者(たまにニッケルハルパも弾きます)。 今回はそんな彼女の出しているアルバムを3つセット、お買い得価格でご提供いたします! それぞれのアルバムの詳細ですが、 Aliens Alive(2002) アンビョルグ初のライブ盤となっています。 Alienとはエイリアン(あるいは外国人)の意味ではなく、A (nnbjorg) lienという彼女の愛称だそうです。邦題を敢えて考えるなら「アンビョルグ、ここに在り」でしょうか。(宇宙人とかけているのかもしれませんが) 曲としては伝統的な旋律も交えながら、ときにはエレクトロニカな楽器やパーカッションも登場しつつ、かなりコンテンポラリーな作品が多めとなっております。ライブがまるまる一つ収録されているので(MCはカットされています)これだけでかなり満足感のあるアルバムです。 彼女の持つ伝統的な要素、ポップで現代的な要素、技術、作曲、全てがこの一枚に詰まっています。ライブ盤ですので、歓声や拍手が入っているのはご容赦ください。 Prisme(1996) アンビョルグの書いた曲が中心となっているアルバム。 彼女が作曲家としても非常に優れているということがわかる一枚です。 ギターやオルガン、パーカッション、笛などの楽器に彩られたフィドル・ハーディングフェーレの音色は非常にポップで聴きやすいものとなっています。ノルウェーや、その他の民俗音楽的要素を上手く組み合わせたことにより、彼女にしかできない表現を生み出しています。 felefeber(1994) タイトルを英訳するとNorwegian Fiddle Fantasiaとなっており、伝統的なフィドル・ハーディングフェーレの旋律をたっぷりと聴くことができるアルバムとなっております。 メインはそのノルウェーの伝統音楽にあるのは間違いないですが、何かしらの伴奏楽器がいるので聴いていて退屈に感じることは無いかと思います。 オリジナル曲に関してもかなり伝統的な要素を織り交ぜているので地に足が付いているなという実感です。 以下は参考動画のURLになります。アプリからご覧の方はURLからご視聴ください。 https://www.youtube.com/watch?v=Bvr5UIGC99k https://vimeo.com/80302879 https://vimeo.com/80281478 https://vimeo.com/80381653 バラ売りをご希望の方は1枚2500円で販売いたしますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。
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【生活と音景色】Tritulen / Tritulen 【北欧CD】
¥2,800
TritulenはヴォーカルのEbba Jacobssonとフィドル・ギター・ヴォーカルのJonas Åkerlund、アコーディオン・ヴォーカルのAnette Thorsheimの3人グループ。 彼らはノルウェーとスウェーデンの西海岸の伝統曲を演奏しています。 音楽は生活に根付いたものばかりで、神聖な歌、ラブソング、そしてダンス曲などが中心となります。 歌詞のある歌から、歌詞の無いメロディを歌ったもの、それから完全なインスト曲まで幅広く、Jonasは相変わらず器用で歌物の時はギターで伴奏をし、インスト曲のときはフィドルでメロディを弾いています。 レソノサウンドでは珍しくノルウェー要素の強いCDになります。(歌もノルウェー語) Ebbaの歌声は素朴ながら聴いていて癒やされる声質です。曲目も楽しげな曲が多いので聴いていて幸せな気持ちになれます、ほっこり系のCDだと思います。おすすめです。 PayIDアプリからご覧の方はこちらで試聴ができます。 https://youtu.be/ICw2FDKBiYU https://youtu.be/dykhtJxwWvs
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【あったか~いフィドル&ギター】om sommaren / Haugaard & Høirup【北欧CD】
¥2,500
2004年に発売されデンマークのグラミー賞を受賞した名盤。 フィドルのHarald Haugaardはデンマークを代表するフィドラーの一人。 暖かみのある音色が特徴的だと思います。 ギターのMorten Alfred Høirupも代表的なミュージシャンです。 伝統音楽に囚われすぎないアプローチが魅力的。 そして数曲、ヴォーカルも担当しているのですが、渋い声でそれもまた良いです。 この二人が合わさると本当に暖かい音楽が生み出されます。 デンマーク音楽に興味がある方、そしてほっこりしたい方におすすめのCDとなっております。 彼らの演奏はYouTubeに少しあります https://youtu.be/bU3CnY-j0rg https://youtu.be/-X97rYMqi0E
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【フェロー諸島の歌姫】Human Child / Eivør【北欧CD】
¥2,640
デンマーク領フェロー諸島の女声ヴォーカリスト、アイヴォールの2007年の作品。 フェロー諸島は人口5万人に満たないにも関わらず音楽とダンスが盛んな伝統を持っています。そのフェロー諸島で生まれ育ったアイヴォールは2004年に歌による貢献から「その年のフェロー人」に選ばれている世界的なアーティストです。 様々な声質を操る彼女の歌声は伝統的というより、純粋なシンガーとしての魅力の方が強いでしょう。しかしその裏付けとして、フェローの伝統音楽が根付いていることも確かです。 本作ではドーナル・ラニーのプロデュースのもと、多くのアイリッシュミュージシャンが参加しました。1曲目でバグパイプが使われているのもその表れでしょう。ギター、ピアノ、パーカッション、様々な楽器たちが彼女の歌声を彩っています。 音源はこちらのサイトから試聴が可能です。 https://eivor.bandcamp.com/album/human-child オリジナル度 ★★★★★ 曲のバラエティ度★★★★☆ 民族音楽感 ★★☆☆☆ 全10曲 約50分
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【カレリアの歌う少女現る】Iki / Värttinä【北欧CD】
¥2,500
ペリマンニ音楽研究家 三上紘司様より紹介文をお寄せいただきました。 フィンランドの民俗音楽バンドとして、JPPと人気と知名度を二分するヴァルティナ。その結成20周年にあたる年に出版されたアルバムが入荷しました。 ヴァルティナは、1983年、フィンランド東部北カレリア地方のレーッキュラという村で、この地方の伝統的な歌を演奏するバンドとして結成されました。 国内のみで2作品を発表した後、様々な事情でバンドを再編成。1991年に「Oi Dai」を発表すると、国際的な注目を集めます。 あくまでも伝統曲をベースにしながら、ハンガリーやブルガリア、ロシアの民謡、ロックやジャズといった「新しい」音楽を積極的に取り入れ、マシンガントークならぬ「マシンガンシンギング」というべきスタイルを確立します。 およそ2年おきという意欲的なペースで作品を発表した後、2003年、3度目となるバンドの再編成を経て発表されたのが、この「Iki」でした。 ボーカルは4人から3人になり、電子キーボードなどのエレクトロニクスをふんだんに用いた過去3作品から一転、アコースティック楽器とボーカルだけの編成に回帰したことで、爆発しそうなほどエネルギッシュだったサウンドは、歌詞とメロディにじっくりと耳を澄ませてみたいものに変わっています。 無伴奏のボーカル曲から始まり、ボーカル3人の掛け合いとハーモニーが美しい「Tuulen Tunto」、「Sepän Poika」と来て、4曲目の「Tauti」で、これまでのヴァルティナを知るファンは、「これぞ!」と感動するかもしれません。アグレッシヴな変拍子のメロディに、歯切れのよいリズムを刻むボーカルと伴奏。これぞヴァルティナ! 続く「Morsian」は、フィンランド語で「花嫁」を意味するタイトル。「私は永遠を誓い、永遠の不滅を誓います」花嫁の視点で描かれる、厳かで印象的な曲です。 そして「浮気男を鞭で追い出す」内容の「Nahkaruoska」では、「マシンガンシンギング」を彷彿とさせる小気味の良い歌に思わずニヤリ。 ここまで来たら後は最後の曲まで一気呵成。ボーカルを支えるバンドの躍動感溢れるインスト曲にひたり、再び無伴奏のボーカル曲「Syyllinen Syli (part 2)」で「Iki」は静かに、印象的に幕を閉じます。 ヴァルティナは、何度もメンバーを入れ替え、常に新しい音楽に挑戦してきました。伝統曲を歌わず、オリジナル曲だけの作品もありました。「Iki」は伝統曲5曲、オリジナル7曲とバランスのとれた作品。使う楽器も、カンテレやアコーディオン、ダブルベースに加え、ハーディー・ガーディーやポルトガルギターなど、「フィンランドの民俗音楽」を超え、「自分たちの音楽に必要な音」を選んでいるように思います。 3度目の大きな再編成、結成20周年。節目を迎えた直後のヴァルティナが打ち出すこれからの方向性を知る上でも、ぜひおすすめしたい一枚です。 BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクから参考動画が見られます。 https://youtu.be/TlSPnk7j8DM https://youtu.be/l9ozxHOXf8I
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【北欧文化交流センター】Trading Nordic Traditions / TRANOTRA【北欧CD】
¥2,700
スウェーデンのフィドル・ヴィオラ奏者、デンマークのクラリネット奏者、ノルウェーのフィドル奏者、フィンランド/スウェーデンのアコーディオン奏者…と北欧諸国(アイスランドを除く)から演奏家が一人ずつ参加しているバンド、Trading Nordic Traditions通称Tranotoraのアルバム。 曲目はほとんどオリジナルですがメンバーそれぞれの方向性の違う曲は聴いていて面白いです。 私が聞くと、デンマークっぽい、フィンランドっぽい、なんて思ったりするのですが作曲者が必ずしも当たっているわけじゃなく、案外アレンジによって左右されるんだなと感じています。 クラリネットは通常の物に加えバスクラリネットも頻繁に登場します。 ちょうど空いている低音域を縦横無尽に駆け回るバスクラリネットは聞き所。 アコーディオンも曲によって笙のように聞こえるなど、国籍を意識しなくても充分楽しめるCDです。 曲の解説は流石北欧文化交流だけあって、英語で書かれています。 プロデュースはNordic TreeのTimo Alakotila ミックスはニッケルハルパ奏者のMagnus Holström そしてシベリウス音楽院の録音機材で録られている色々力の入った一枚です。 YouTubeで試聴ができます。 https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k10UK9cLz1Vzao8Dmn9JfSSkeXF0ru8Jc 曲のバラエティ度 ★★★★★ オリジナル度 ★★★★☆ 勢い度 ★★★☆☆ 伝統度 ★★☆☆☆ 全9曲 約50分
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【三位一体の共鳴】Northern Resonance / Northern Resonance【北欧CD】
¥2,850
バンド名、そしてアルバムのタイトルにもなっているNorthern Resonance―北部の共鳴―の名前の通り、スウェーデンのニッケルハルパ、ノルウェーのハーディングフェーレ、そしてヨーロッパで古くから弾かれてきたヴィオラ・ダ・モーレという「共鳴弦」を持つ楽器3人によるアンサンブル。2020年にリリースされたばかりの最新作です。 共鳴弦は楽器の音色に艶を与え独特な響きをもたらす効果がありますが、通常、共鳴弦を持つ楽器だけでこのようにアンサンブルすることはあまり多くありません。というのも、共鳴音が飽和しすぎて音がモコモコしてしまったりレコーディングが非常に難しくなるからです。しかし、本作のレコーディングはスウェーデンフォークバンドの金字塔VäsenのMichael Marinが監修。メロディ弦ははっきりした輪郭を持ちながら、ふわっとするような共鳴弦の響きも丁寧に捉えています。正直、どうやってレコーディングしたらこうなるのか見当もつかないほどです。 演奏者は若手の中でも一目置かれる腕の立つ3人。特にニッケルハルパのPetrusとハーディングフェーレのJerkerはJäktaというバンドでも共演しています。曲はオリジナルがほとんどですが北欧音楽らしさを各所に残しながら共鳴弦の響きを感じられる美しい曲を演奏していて、彼らの場合はオリジナル曲の方が魅力が際立つ気がします。 奇跡的なレコーディングです。本当に。 聴きやすさ★★★★☆ 民族音楽感★★★☆☆ 華やかさ ★★★★★ 美しさ ★★★★★ 全11曲 約50分 関連CD JÄKTA / Hans-Ers, Rutanen & Dillner https://resonosound.thebase.in/items/36935493 Debut / TRIO TÖRN https://resonosound.thebase.in/items/23665031 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/AuSkDpT-CXg https://youtu.be/QrqECJlxhTg https://youtu.be/8joIpPUIBrA
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【華やかな伝統音楽】Den Nya Spisen / Spöket I Köket【北欧CD】
¥2,800
スウェーデンを中心とした総勢10名のミュージシャンが演奏する北欧~ケルト音楽の数々。 Polska, Schottisといったスウェーデンの伝統曲もあればアイルランドなどの伝統音楽でもあるJigやReelなども演奏しています。 10人もいると流石に編成が豪華。音圧もなかなかのものです。 特に、フォークの文脈に金管楽器が持ち込まれることは比較的少ないので、こういうアレンジがあるのか~!と、ジャズらしい和声の使い方と共に楽しめます。 ピアノが入るとやはりおしゃれで良いですね。 金管の音の柔らかさ、抜き具合は非常に心地良いです。 ボーカル入りの曲もあり曲調は軽快なものからしっとりした曲まで様々。 編成的にビッグバンドと形容していますが、特にジャズでは無いのでお気をつけを。 (ジャズっぽいコードが鳴っていたりはしますが) メンバーと編成はこんな感じ Nisse Blomster - feet, guitar Linnea Aall Campbell - fiddle Mads Kjøller-Henningsen - flute Lies Hendrix - melodeon Erik Bengtsson - double bass Emma Engström - piano Albin Lagg - trumpet Erik Larsson - clarinet Ella Wennerberg - trombone Henrik Büller - alto sax 全12曲 約55分 Spöket I Köketは『キッチンの幽霊』みたいな意味らしいです。 【こんな人におすすめ】 豪華なサウンドが好きな人、凝ったアレンジが好きな人、管楽器が好きな人、アイリッシュも北欧も好きな人 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/KDcgTCmsy0A https://youtu.be/yJIzoUS4dj4 https://youtu.be/R6W1yTzsJmY
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【疾走感と奥深さ】Holmgång / Ale karr & Esko Järvelä【北欧CD】
¥2,800
Dreamers Circusのシターン担当Ale Carrと、Frigg, Tsuumi sound systemなどで活躍するフィドラー、Esko Järveläのデュオアルバム。 アレはスウェーデンとデンマークの、エスコはフィンランドの伝統音楽を聴いて学んで育った過去があり、今の大御所のポジションにいるフォークバンドの息子世代、という若手ながらも頭一つ抜けた実力のある二人です。 アレの演奏しているシターンという楽器ですが、北欧マンドーラとも呼ばれ、そちらについてはこのブログで詳しく解説しております。 https://www.resono-sound.com/2020/07/04/post-842/ このアルバムの第一印象はキャッチーさです。 軽快なシターンの刻みと伸びやかなフィドルは聴いていてテンションが上がるタイプのCDであることは間違いないでしょう。 2曲のトラッドを除いてはオリジナル曲なのでその点も良い意味で聴かせてくれる曲をラインナップしていますね。 ただ、2回3回聴いているとキャッチーなだけではない味わいがあることに気が付きます。 リズムを刻んでいないときのシターンはまろやかな音色でフィドルに寄り添い、 エスコのフィドルはいかにもフィンランドのフィドルらしい独特の艶があります。 世界を股にかけ各地のフェスに出演している彼らが伝統音楽を愛していることは言わずとも伝わることでしょう。 あっという間に聴けてしまう疾走感と、繰り返し聞きたくなるコクの両立は難しく、 それが成し遂げられているこのCDは素晴らしいです。 どの国っぽい、がそれほど無いけど漠然と北欧っぽい、と感じるのも面白いところですね。 聴きやすさ ★★★★☆ 民族音楽感 ★★☆☆☆ 爽やかさ ★★★★☆ 演奏技術 ★★★★★ 全9曲 約45分 【こんな人におすすめ】 勢いのある演奏が好きな人、さわやかな音楽が聴きたい人、擦弦楽器と撥弦楽器の両方を楽しみたい人 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/hbMEensBSsg https://youtu.be/jKsgyDeBPy4 https://youtu.be/CBOhmIOw750
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【伝統に添える新しさと懐かしさ】Strängar & Blad / Lucas Scheffold & Helle Andersen【北欧CD】
¥2,800
ギターのLucas ScheffoldとベースのHelle Andersenによるデュオ。 ほとんどのトラックにゲストとしてクラリネットやサックスが混ざります。 わりと有名どころのトラッドを演奏しているのですがアプローチの仕方が独特というか、そもそもアコギとエレキベースの2人という組み合わせもフォークでは珍しいと言えばそうなのですが、面白い仕上がりになっています。 とても自然体な良いCDなのでのんびりしたいときに流すのですが、聴けば聴くほど発見があって聞き流せないのが唯一の難点ですかね(笑) ほんとに音が良いです、高音質という意味ではなく、音色が良いです。 …これ書いているのがベーシストなので細かい話をしますがエレキベースがプレシジョンベースというシンプルなピックアップ構造を持ったエレキベースを用いているのも面白い点です。プレシジョンベース特有の温かみのある音色でときにピエゾピックアップを搭載したウッドベースのようにも聞こえます。技術的に難しいことはしていないのですが(上手いんですけどね)、その最低限にして最大限の活躍を見せ、エレキ楽器でも違和感なく混ざれているのは北欧らしい音色を追求しているからなのだろうなと思いました。 すみません、話が逸れましたね。 4曲目には記載が無いですが一部にエレキギターを重ねていると思われます。 ゲストにギタリストがいないので多重録音でしょうか。 「やっていることは確かにフォークだけどその音色で聴いたことが無かった」みたいな録音なのがこのCDの面白いところかなと思っています。 聴きやすさ★★★★☆ 民族音楽感★★★☆☆ 独自性 ★★★★★ 伝統度 ★★★★☆ 全12曲 約45分 ショッピングアプリBASEからご覧の方は以下のURLから参考動画が見られます。 https://youtu.be/-zmfxicPyoo https://youtu.be/2M4pSp2CFzE https://youtu.be/Zj9ul3V8G70
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【北欧CD】 ARTOLOGY / JPP 【フィンランドの伝統】
¥2,800
SOLD OUT
説明しよう! JPPとは「Järvelän pikkupelimannit (ヤルヴェラ村の小さなペリマンニ≓演奏家たち)」という意味で名付けられた、フィンランド西部の音楽を現代に引き継ぐフォークバンドである。 ヤルヴェラ村の在るフィンランドの中央オストロボスニア地方のカウスティネンは、フィンランドの伝統音楽の最重要の地。そこでは音楽をお金のためではなく息抜きや楽しみ、そして特に冠婚葬祭のために演奏するペリマンニ(農村楽師)が、音楽の文化を紡いできた。この地方の結婚式ではMCのように使われる音楽が一番重要、とすら言う。 結成当初から人気を博していたJPP。 メンバーの増減はあったもののめちゃくちゃ上手いフィドルをメインにハーモニウム(足踏み式オルガン)とコントラバスがいるという伝統的な編成は変わっていない。 Arto Järvelä (violin) Matti Mäkelä (violin) Mauno Järvelä (violin) Tommi Pyykönen (violin) Timo Alakotila (harmonium) Antti Järvelä (acoustic bass) 今では彼らの子世代のペリマンニが育っているほどには時間が経ったものの、未だに彼らの与えている影響は計り知れない。 JPPは伝統的なカウスティネンの音楽を引き継ぎつつもスカンディナヴィアだけでなくアメリカやハンガリーなど様々な音楽の要素を取り入れたことで伝統と革新の両面を合わせ持った稀代のバンドとなった。 アグレッシブなフィドルが奏でるメロディの勢いとしかし仄暗さを感じる魅力的な音色はいかにもフィンランド音楽のフィドル、という感じがして良い。 それに加えて特筆したいのはハーモニーを重視した音楽性だろう。 オルガンのTimoがその中心を担っている、時に意外性を持っていて、でも何故か耳に馴染む和音の数々。その上手さには相変わらず唸らされてしまう。 メンバーそれぞれの活動が忙しくなる中、1998年の前作から8年ぶり、2006年にリリースされた本作は伝統曲は一切無く全曲がオリジナルかつアルト・ヤルヴェラの作品である異色のアルバム。しかし、これがまた名曲揃いで、聴けば聴くほど癖になる。他のJPPのアルバムと比べても、個人的には評価の高いアルバムである。 時々わけのわからない拍子が混ざったりわけのわからない和音が出てきたり(もちろん褒め言葉である)、そういうあたりのオリジナリティが子世代の代表的なバンドであるFriggを育てたのだろうなと、Friggをご存じの方は聴けば納得するだろう。 それでもフィドルの弓のビート感や旋法に伝統的な要素は多く残されている。 このように伝統音楽は形を変えつつ、しかし大切な物は失われないように、バトンが渡っていくのなら、北欧伝統音楽の未来は明るいのではないだろうか。 メンバーそれぞれの活動も調べると色々出会えておすすめである。 伝統性 ★★★☆☆ オリジナル性★★★★★ 民族音楽感 ★★★★☆ 演奏技術 ★★★★★ 全10曲 約50分 日本語解説付き 動画は収録曲では無いですがJPPらしさを感じる参考音源になるかと! (BASEショッピングアプリでご覧の方はこちらのリンクからご覧ください) https://youtu.be/9i-3wxSWIO8 https://youtu.be/5YIeE-KxGrc
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【北欧CD】 Spel / Bukkene bruse 【ノルウェーの香り】
¥2,800
SOLD OUT
ノルウェーの名フォークバンドとして名を馳せているBukkene bruseの2004年発表最新作。伝統音楽を引き継ぎながらも新しい境地を開拓し続けています。余談ですがバンド名はノルウェーの童話「三びきのやぎのがらがらどん」にちなんでいるとか。 このCDでフロントを担うAnnbjørg Lienはニッケルハルパとハーディングフェーレの二刀流。どちらを弾いても非常に上手いです。面白いところでは笛の奏者がいるところでしょうか。かつてリコーダーがノルウェーに入ってきたとき、運指の分からないノルウェー人は全部塞いだ状態から順番に空けていったのですが、それによって生まれる、特定の音がフラットした音階がなんとノルウェーの伝統的な音階とよく似ていたのです!彼らはそれを海から入ってきた笛、sea fluteと呼び、このCDでもその楽器が用いられています。また、北欧で広く見られる柳を使った笛も同様に用いられています。 曲はトラッドが8割ほどですが、彼らに加えて弦楽四重奏がいたりと、サウンド的には比較的クラシカルで厚みのある…スウェーデン音楽と比べると重量感と湿度を感じる演奏となっています。北欧好きには有名な曲も収録されていますし現地語の歌もあり色んな側面から楽しめるアルバムになっています! こちらのCDは2枚だけの限定入荷になります!お早めに! 伝統性 ★★★★★ 曲の幅広さ ★★☆☆☆ 民族音楽感 ★★★★★ 重厚感 ★★★★☆ 全15曲 約60分 下の動画はこのCDの1曲目になります、ご参考に!
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