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【スウェディッシュ×アイリッシュ】Fru Fortuna / KRACK

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2019年夏に5枚だけ入荷したところ即完売したCDを再入荷できました!

スウェーデンのフィドラーでありつつ、アイリッシュフィドルコースの教鞭も執っている
Jennikel Andersson(Fiddle, concertina)を中心に、
Clara Andermo (Fiddle, alto fiddle)
Lisa Klevebran (Flauto traverso, tin whistle)
Erik Ronström (Guitar, piano)
Johan Ronström (mandolin, percussion)
の5人からなるKrack(クラーク)のアルバムです。
メンバーのスペルからなんとなく察しているかもしれませんが、スウェーデンのミュージシャンとアイルランドのミュージシャンが混ざったバンドです。

演奏曲はジグ、リール、ホーンパイプ、ポルカ、といったアイルランド伝統音楽をベースにしたものと、ポルスカ、ショッティスなどスウェーデン音楽をベースにしたものが両方取り入れられています。

北欧音楽を広めていると「ケルト音楽」と「北欧音楽」を一緒くたに認識されることがままあるのですが(それ自体は全く構わないです)、こちらはアイリッシュとスウェディッシュを同じメンバーが演奏しているCDなので通して聴くと「思ってたより似ていないぞ」ということに気付けるかもしれません。
どちらが良いという話では無いのですが(また無印良品では両方流れているのでなおさらややこしいですが)このアルバムにおける軽快なダンスチューンのアイリッシュと比べるとスウェディッシュはちょっともの悲しいような印象を持つと思います。それが全てではありませんが、特徴的な要素は出ているなと感じます。
逆に普段アイリッシュを聴いている人に聴かせると「アイリッシュがアイリッシュっぽくない」というような感想をいただくこともあり、双方に作用し合った"スウェディッシュアイリッシュ"という独自のジャンルなのかもしれないですね。

全部で12曲収録されていて、全体的な傾向としてはアイリッシュ寄りの爽やかめなアルバムとなっています。
なおギターのErik RonströmはMASSIVETというスウェーデンフォークバンドやKongeroというアカペラグループのプロデュースでも活躍している奏者です。そちらもぜひ。

爽やか度  ★★★★☆
聴きやすさ ★★★★★
民族音楽感 ★★★☆☆
バラエティ度★★★★☆
全12曲 約55分 ブックレットはスウェーデン語と英語が併記。

関連CD
→MASSIVET / MASSIVET
https://resonosound.thebase.in/items/26331381

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