2020/06/26 16:50
おすすめCDのご紹介になります!
今回のおすすめは最年少でriksspelman(公認民族音楽家)の称号を獲得したニッケルハルパのペトルスが凄腕のフィドル&チェロと共演しているこちらのCD。
曲は全てオリジナルでアレンジも凝ったものが多いですがそれでも“民族音楽感”が失われていないのは流石だと思います。
一曲目(下の動画)が始まってすぐのところから引き込まれる重厚感と疾走感。
比較的若いメンバーの録音と言うこともあってか勢いと熱さが溢れています。
編成が擦弦楽器3本ということもあり、ときとして弦楽合奏のようにも響くところはクラシック音楽好きな方にもおすすめできるポイントです。筆者はまさしく惚れてしまいました笑
厳かなかっこよさが漲るフィドル、繊細でテクニカルなニッケルハルパ、そしてそれらを支えるチェロの低音。
まさに三位一体となって聞こえるそのサウンドはクラシックとも民族音楽とも違った新しい世界を教えてくれることでしょう。
ギターやパーカッションがいないながらも損なわれていないビート感はチェリスト、クララの賜物。弓とピチカートを巧みに使い分けながら緻密ながらも勢いのある二人を包み込んでいます。
スウェーデン音楽の人々は非常にアイコンタクトをするのですが、序盤でどこまで近づくの?ってくらい近づいて笑い合ってるところもめちゃくちゃ良いですね(しみじみ)
擦弦楽器の「熱さ」と「厚さ」を改めて実感できる最高の1枚です。
ぜひこの機会にお買い求めください!